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インタビューに応じる日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長=2024年10月9日午後4時51分、大阪市住之江区、諏訪和仁撮影
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 2025年大阪・関西万博の開幕が半年後に迫った。入場券の販売は目標の約半分にとどまるが、現状をどう打開するのか。万博の人件費などにあてる「運営費」に赤字が生じた場合の対応は、どう考えているのか。主催する日本国際博覧会協会の石毛博行事務総長が取材に応じた。

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 ――入場券の販売状況をどう評価しているか。

 「10月6日時点で約705万枚。前の週より、100万枚増えた」

 ――企業のまとめ買いがどっと増えたのでは

 「いやいや、企業のまとめ買いが急に増えたというよりは、一般の方や旅行会社の購入も増えている。一部のパビリオンなどの予約抽選が始まったのも、(要因として)結構強いと考えている」

 ――一般の人の購入枚数はどれくらいなのか

 「それは公表しない。手応えはあるが、それ以上は言ってはいけないことになっている」

万博のマーケティングの主流は「口コミ」

 ――前売り目標(1400万枚)の半分にとどまっている。

 「大変高い目標を設定してい…

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